テレビが映る理由を徹底解明! テレビとアンテナの関係は?

テレビが映る理由を徹底解明! テレビとアンテナの関係は?

 

私たちは普段何気なくテレビを観ていますが、なぜテレビを観ることができるのか不思議に思ったことのある方はいらっしゃいませんか。テレビを視聴するためにはアンテナが必要不可欠です。今回はテレビ放送が映し出される仕組みと、テレビとアンテナの関係についてご説明いたします。

テレビを観ることができる仕組み

テレビとアンテナのお話に入る前にまず、なぜテレビに映像が映るのかという点からお話をしていきます。テレビが映る仕組みを理解しておくことで、テレビとアンテナの関係が分かりやすくなります。

テレビ映像は3色だけでできている

テレビ画面をよく見てみると、赤・緑・青色の光がきれいに並んでいるのを確認できるかと思います。この3色の明るさが微妙にそれぞれ違うことも確認できます。テレビの映像は赤・緑・青の3色とその色の明るさの違いによる組み合わせで作り出しています。あの鮮やかな色合いは、元をたどれば、この3色が作り出しているものなのです。

動画は映像を繰り返し流すことで作られる

どうやってあの滑らかな映像を可能にしているかといえば、日本のテレビは1秒間に30枚の絵の情報を送り続けることで、滑らかな動画として映像を映し出しています。

アンテナとは?

テレビ局が発信した映像情報をキャッチして、ご家庭のテレビに届けるにはアンテナの存在が必要不可欠です。アンテナとはテレビを放送するために送られてきた電気信号や高周波電力を効率よくキャッチし、家庭のアンテナ線に送り込む役割を担っています。高周波をキャッチするアンテナもあれば、高周波を送信(放射)するアンテナもあります。両方の機能を併せ持つアンテナもあります。一般的なアンテナは送信、受信の両方が可能です。

アンテナが放送を受信する仕組み

映像は電気信号として置き換えられる

テレビの映像がどのようにアンテナに受信されるのかといえば、テレビの放送局で用意されている映像は放送時に映像をプリズムによって赤・緑・青の三原色に分解し、電気信号に置き換える作業を行います。

電気信号は電波に乗って遠くに送られる

置き換えた電気信号は高周波電流に乗せて、テレビ塔や東京タワーなどに設置された送信アンテナから空中へと放射されます。高周波電流は電磁誘導という現象を引き起こすのですが、この電磁誘導によって電気信号はより遠くの空間へ移動が可能になります。空間を伝わってたどり着いた電波が各家庭の受信アンテナがキャッチすることで、テレビの映像情報が届けられる仕組みになっています。

アンテナとテレビ配線

電気信号を家庭用アンテナがキャッチする

アンテナが受信した映像をダイレクトに流すには情報量が少な過ぎます。そのため、屋外にブースターを設置することで電波情報を最適な量になるまで増幅させるのです。特にお部屋に複数のテレビを所有しているご家庭の場合、情報が分散されることで画像の劣化を防ぎます。

そして、電波情報はアンテナ線を通って屋内に設置しているテレビへと流れていきます。また、アンテナとテレビの間に分配器というものがあり、この分配器はご家庭に複数のテレビがある場合にアンテナ線を枝分かれさせる機能を持ちます。

家庭で電気信号を整理して映像情報として処理する

また、テレビ放送には地上デジタル、BS、CS放送など複数の情報があります。各家庭に到達するまではこれらの情報は1本のケーブルを使って一緒になって流れてくるため、分波器を使って各情報を整理し直します。その上でテレビにデータが送られるのです。

上記の複雑なプロセスを経てテレビが視聴できるわけですが、アンテナがいかに大切な役割を果たしているかお分かりいただけたかと思います。快適にテレビを視聴するためにはアンテナを設置する場所やアンテナ線の張り方など専門的な知識が必要です。そのため、テレビのアンテナ設置はその道の業者にお願いするのがよいでしょう。

まとめ

テレビとアンテナについてご説明いたしました。テレビが映る仕組みは何となく分かってはいても、仕組みはとても複雑な工程を経ています。テレビを視聴するためにはアンテナの適切な設置が必要不可欠です。「株式会社イムラ清水電器」はテレビアンテナの設置にも対応いたしております。アンテナを設置したい、テレビの映りが悪くなったという方はお気軽にご相談ください。